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『小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない』 食えて暮らせて、初めて仕事!

Posted by erkazm on 06.2012 未分類 4 comments 0 trackback

小説講座 売れる作家の全技術  デビューだけで満足してはいけない

小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない



  • 作者: 大沢 在昌

  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング)

  • 発売日: 2012/8/1






現在、日本に「職業は小説家である」と胸を張って言える人は何人ぐらいいるのだろう。あなたの身内や友だち、知り合いに小説家はいるだろうか?私のような特殊な事情(小説家の秘書だった)とか、文芸編集経験者ならともかく、出版社に勤めていても小説家の知り合いなどほとんどいない場合が多い。

では「小説家になりたい」という人はどうだろう。実はかなり多くの人が小説家になりたいと思っているのだ。

各出版社はどこも新人賞の募集をしている。本書によると200以上の賞が存在しているらしい。ということは、最低でも毎年200人ぐらいの作家が誕生していることになる。ではその新人の中で生き残れるのは何人か?本書の著者、大沢在昌は「せいぜい、ひとりかふたり」という。

HONZのメンバーも読者も、あまり小説を読まないようだが、さすがに大沢在昌という作家の名前ぐらいは知っていると思う。前推理作家協会の理事長であり、『新宿鮫』シリーズは短編集も合わせると11冊に及ぶ。人気作家のひとりである。

『小説講座 売れる作家の全技術~デビューだけで満足してはいけない』は、文芸誌「野生時代」誌上で、実際に生徒を募集、選考された12名の生徒を前に大沢が講義をしたものの全記録である。

この連載は、実は文藝関係業界では大評判であった。谷崎潤一郎『文章読本』をはじめ、作家や評論家などが書いた「小説の書き方」を指南した本はたくさんある。しかし本書は、書き方はもちろんだが「作家であること」の心得から、編集者や同業者との付き合い方、今後の出版界の展望を語りつつ、生徒それぞれの長所と短所を、質疑応答を含めてかなりの辛口で評し、作家仲間や編集者が「そうだったのか」と気づかされた小説作法や書き方までが述べられていた。まさに今、職業としての小説家がどう生き残るかが網羅されている。

例えば第1回目の講義で語られるのは「作家で食うとはどういうことか」まずは作家という肩書を手に入れるための方策が授けられる。講義録なので、重要な部分は赤字で表示されている。



出来るだけ偏差値の高い新人賞からデビューすることを目指しましょう。(中略)
では「偏差値の高い」新人賞とは何か。ズバリいいます。ミステリー系なら『江戸川乱歩賞』『日本ホラー小説大賞』、時代小説なら『松本清張賞』だと私は思います。「偏差値が高い」とは、賞の出身者がデビュー後どれだけ活躍しているかということ、つまり、直木賞候補やベストセラー作家を多く出している賞を「偏差値が高い」賞だと私は考えています。




現在ではあいまいになってしまった感もあるが、小説は「純文学」と「大衆文学」に分けられる。「大衆文学」はエンターテイメント小説と言い換えてもいいだろう。東野圭吾、宮部みゆき、先日「惜櫟荘」を買った佐伯泰英などがあげられる。多くの人が「作家」と聞いて頭に浮かぶのは、大衆小説家だろう。本書はその大衆小説家を目指す人のための本だ。東野圭吾は乱歩賞出身、宮部みゆきもオール読物新人賞受賞後、今は無くなってしまったが「日本推理サスペンス大賞」を受賞してデビューした。

作家の懐(ふところ)事情も暴露する。



(作家の)八割は年収500万円以下くらい、なかには200万円以下の人もいます。例えば、皆さんが今、角川書店から四六判のハードカバーの長編小説を書き下ろしで出すとします。新人ですから執筆には半年ぐらいはかかるでしょう。初版部数は4000部、定価が1700円、印税は10パーセントとして、皆さんの収入は68万円になります。半年かけて68万、コンビニのアルバイトよりも低い金額です。





年収何億円、なんていうのは本当に一握りの作家だけだ。元手なしで始められ、一発当たれば左ウチワで一生暮らせる、なんてことは決してない。これだけ多くの作家が生まれていれば、当然淘汰され生き残り率はどんどん低くなる。

私は作家の近くに20年以上居て、つくづく「才能」が全てであると実感している。歌手が生まれながらに歌がうまいように、オリンピックに出られる選手は、幼いころから片鱗がみえるように、絵やダンスが秀でた人は天から与えられた才能があるのだ。もちろん、練習や稽古であるところまでは上手くなっても、最後は絶対、才能がものをいう。

しかしそれでも作家になりたい、いや、小説を書きたいという人は、本書を舐めるように読んでほしい。売れるまで時間がかかった作家だけに、その方法論は具体的かつ即効性が高い。20代から50代までの12名の受講生は幸せだ。現在、彼らは講座を受け終わり、卒業制作にかかっているはずだ。その作品が商品になると判断されたら、出版されるだろう。楽しみである。

他の書評家に比べれば格段に少ないとはいえ、仕事柄、私は新人賞の応募原稿を読むことが多い。昨今では応募者の年齢層が高くなり、60歳以上がほとんど、なんてこともある。もちろん、作品が面白ければ年齢なんて関係ないが、小説になっていないものがあまりにも多すぎる。新人賞を募集するときの必須項目として、この『売れる作家の全技術』を読んだ者だけにしてくれないだろうか。あ、それじゃみんな面白くなりすぎて、選考できなくなっちゃうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こちらもオススメ。


ミステリーの書き方

ミステリーの書き方



  • 作者: 日本推理作家協会

  • 出版社: 幻冬舎 (2010/12)

  • 発売日: 2010/12





日本推理作家協会に所属する、売れっ子作家43人の小説作法。確かこの企画を作ったのは大沢理事長だったような…


ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)

ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)



  • 作者: ディーン・R. クーンツ、Dean R. Koontz、大出 健

  • 出版社: 朝日新聞社 (1996/07)

  • 発売日: 1996/07





あのクーンツもこんな本を出している。日本と比較するのも面白いかも。

大野更紗『困っている人』(ポプラ社)

Posted by erkazm on 28.2011 未分類 0 comments 0 trackback
困ってるひと困ってるひと
(2011/06/16)
大野 更紗

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子供の頃から頑健で、大きな病気をしたことがない。残念ながら子供も生まなかったので、入院をしたことがない。それどころか骨を折ったことも疵を縫ったこともなく50歳を超えてしまった。
 
だから病気の人の気持ちがよくわからない。痛みや苦しみ、悲しみを自分が感じたことがないので、お見舞いが苦手だ。どう励ましてもウソ臭く思えてしまう。自分の具合が悪くても、病院に行くのさえ躊躇われる。

さてここに、私と同じように健康な女子大生がいた。上智大学フランス語学科に入学後、ひょんなことからビルマの難民支援にのめりこむ。現地にも飛び国際問題として研究しようと大学院にも合格した。意気軒昂に活動を始めるはずが何かおかしい。体が動かない。病院でも原因がわからない。何が起こっているの?私に一体。一人での移動もままならなくなったとき、ようやくある病院の「オアシス」にたどり着く。


 大野更紗『困っている人』(ポプラ社)は、原因不明の病気に長く苦しんでいる一人の少女の物語である。いわゆる闘病記に入るのだろうが、なにしろこの娘、好奇心と鼻っ柱がものすごく強い。ようやく辿り着いた病院の優しい先生を頼りに、様々な行動に出る。

彼女の病気は日本で数人しかいない名医ででも判断の付かないほどの難病だった。奇人としか見えない医者に麻酔なしの手術を受け「イタイイタイ」と泣き喚き、ほかの難病患者に恐れをなしつつ出た病名は「皮膚筋炎」と「筋膜炎脂肪織炎症候群」の併発であった。これは「難病医療費等助成制度」に該当している。助成を受けなければ、膨大な治療費が自腹になる。動けない体を鞭打って、助成を受けるための書類を書き進める。

私は確かに病気のつらさはわからない。しかし書類申請の面倒くささや役所の人間の慇懃無礼さについてはよく知っている。困っている大野更紗の怒りや不条理さはよくわかるのだ。健康体でも嫌になるような煩雑な手続きを代行してくれる人はいないのか。
 
治療法も確立されていないので、一時は危篤状態になりお尻から大出血したりもする。最初は茫然自失だった更紗は、ある日革命を起こすことを心に誓うのだ。ベットからの脱出、一人暮らしのはじめ、けなげな恋の始まりだが、常人でも大変なあれこれを、少しのミスも許されないほどの綿密な計算で切り抜けていく。
 
「シヌ、シヌっていうやつが死なないんだぜー」と子供の頃の囃子声が聞こえてきそうなほど、更紗の体調は一進一退のようだ。しかし初志貫徹。一人暮らしが始まった。その暮らし方の様子は、また次回の作品で。

地震酔いの秘密に迫る、高橋正絋『動揺病

Posted by erkazm on 21.2011 未分類 0 comments 0 trackback

もう一度『バカの壁』を読む

Posted by erkazm on 16.2011 未分類 2 comments 0 trackback
バカの壁 (新潮新書)バカの壁 (新潮新書)
(2003/04/10)
養老 孟司

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震災以来、情報過剰になりすぎている。本を読んでいても、1時間に一度ぐらいネットをチャカチャカやってしまう。そして自己嫌悪に陥る。知りたいという要求が果てしなくなり、消化するまもなく新しい情報を取り込む。

そしてある日、オーバーフロウした。

何も見る気にならなくなったのだ。1日、メールも見ずネットも繋がず、新聞も本も読まず、料理と掃除とトレーニングと買い物だけで過ごしたら、あら不思議、胃の中にあった錘みたいなものが、ずいぶんと軽くなっていた。

こういう状態のことを、何かで読んだのに思い出せない。記憶を辿りきれず、自分を忌々しく思っていたとき、武田徹氏のブログを読んで問題が氷解した。そうだ!『バカの壁』だ。

だれが言ったか「書籍流」の中から発掘し、ゆっくり読んだ。普段私は、付箋を貼ったり目印をつけたりはしないのだが、今回は気になった箇所をチェックしたら、付箋だらけになってしまった。

CARWN6T2.jpg


発売当時(2003年4月 もう8年も前になるのか!)上梓と同時に読んだが、元々『唯脳論』などが好きだったので、この本は「養老孟司の上澄み」だと思った。まえがきに書かれているように、養老さんの語ったことを、編集部が文書化したものをだから、とても平易に書かれている。学者の文章ではないので、言葉を理解できないということはない。だからこそ、大ベストセラーになったのだが、当たり前のことを当たり前に言っているという印象だったのだ。

この大災害からこっち、価値観や正義感、もっと言ってしまえば人の本性があからさまに見えるようになった。それはとりもなおさず、私の本性も晒しているということだ。それが怖くて、何か指針になるものを、と思っていたところに、この易しく語られた文章がするすると身体に入ってくる。以下は引用。

「わかっている」という怖さ
「常識」=「コモンセンス」というのは「物を知っている」つまり知識がある、ということでなく、「当たり前」のことを指す。ところが、その前提となる常識、当たり前のことについてのスタンスがずれているのに「自分たちは知っている」と思ってしまうのが、そもそもの間違いなのです。P15



日本は地震国なのだから、大震災がくるのは当たり前で、ご先祖は「この地震では津波がここまできたよ」と教え、海沿いの町では消防施設の柱にその位置を示してさえいたのに、
なんとなく大丈夫のような気がしていた。自分だけは死なないような変な確信。原子力発電だって、あれだけ原爆の怖さの教育を受けたのに、恩恵だけをありがたく受け取っていただけだ。福島の人に申し訳ないと思う人はどれだけいるのだろう。

安易に「わかっている」と思える学生は、また安易に「先生、説明して下さい」と言いにきます。しかし、物事は言葉で説明してわかることばかりではない。《中略》
何でも簡単に「説明」さえすればすべてが判るように思うのはどこかおかしい、ということがわかっていない。
この例に限らず、説明したからってわかることばかりじゃない、というのが今の若い人にはわからない。P17



まるで東電の記者会見のようだ。本当のことを言え、俺は知っているぞ、何か隠しているんだろう、説明せよ、説明せよ、説明せよ。
このくだりの後、ピーター・バラカン氏に「日本人は、“常識”を“雑学”のことだと思っているんじゃないですか」と言われて驚いているのだが、私もあれま、と手を打った。

「科学的事実」と「科学的推論」は別物です。温暖化でいえば、気温が上がっている、というところまでは科学的事実。その原因が炭酸ガスだ、というのが科学的推論。P25



原発でいえば、ウランなど核燃料を使って化学反応をおこせば、莫大なエネルギーが得られる、というのが科学的事実。どんな天変地異があっても、原発は安全だ、というのが科学的推論。推論だから、間違うこともある、ということを真剣に考えてこなかった。

第一章の『「バカの壁」とは何か』だけでも、これだけの付箋が貼られている。全部を紹介すると、著作権にひっかかりそうだ。だからあと1ヵ所だけ引用する。

勉強するということは、少なくとも知ることとパラレルになっている。知ることイコール勉強することではないが、非常に密接な関係があるのは当然です。《中略》
その後、自分で一年考えて出てきた結論は「知るということは根本的にガンの告知だ」ということでした。学生には「君たちだってガンになることがある。ガンになって、治療法がなくて、あと半年の命だよと言われることがある。そうしたら、あそこに咲いている桜が違って見えるだろう」と話してみます。
《中略》
知るということは、自分がガラッと変わることです。したがって、世界が全く変わってしまう。見え方が変わってしまう。それが昨日までと殆ど同じ世界でも。P60



科学的推論が覆され、知ることを知ってしまったあと、では何をしたらいいのか。まずは生き延びた人がこれ以上苦しまないように協力することが先決だが、そのあとのことは、胸のどこかにしまって、少しずつ考えることにする。

多くの人が「バカの壁」を読んだことだと思う。まだ手元にある人は、もう一度読んでみて欲しい。
3.11のあとの世界で読むと、多分印象が全く違うと感じるだろう。

第4回 本のキュレーター勉強会 《今回も超長文》

Posted by erkazm on 06.2011 未分類 0 comments 0 trackback
誰かが呟いていたが、前回の勉強会が遠い昔のことのようだ。
成毛さんの会社の入り口は、桜並木が連なっていて、5分咲きでほんのりピンクの空気。
でも、あの日を境に、確実に何かが違っている気がする。

今回の勉強会は、土屋さんhttp://d.hatena.ne.jp/cmat/が息子さんの入学式で欠席。
おめでとうございます。楽しい小学校生活を過ごしてください。

ツイッターのタイムラインは #bookcurator
毎度山本さん、ありがとうございます。

最初は成毛さんの雑談から。
乾電池がない、懐中電灯がない、と騒がれているが、ためしにアメリカから取り寄せてみたと。
当然のことながらあまりに安くて驚いた、というのだ。
ちなみに私もamazonをのぞいてみると…確かに安い。
成毛さんが試しに注文したら、3日後には到着したそう。
「商売が出来ますね」と思わず言ってしまう。

また、ネットの書評サイトで注目の人の話。
のちのち、話が聞けたらいいね、と。

さて本題。
まずは課題本『かぜの科学』について。
かぜの科学―もっとも身近な病の生態かぜの科学―もっとも身近な病の生態
(2011/02)
ジェニファー アッカーマン

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書評はそれぞれのブログで読んでもらうとして、概ねみなさんの意見としては
「この時期に読むのはきつかった」
「地震の後は、こういうがっつりした本は、頭に入らなかった」ということ。
身近な病気、風邪について、とても興味深い読み物なのだけど、現実の悲惨さに負けてしまう。
私なんか、1週間ほどほとんど何も読めなかったくらいだし。
同じ著者の『からだの一日』も注目。
からだの一日―あなたの24時間を医学・科学で輪切りにするからだの一日―あなたの24時間を医学・科学で輪切りにする
(2009/10)
ジェニファー アッカーマン

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こんな激動の1ヶ月のそれぞれのオススメ本は以下の通り。
書評はそれぞれのブログ参照。

まずは久保洋介さん。http://d.hatena.ne.jp/y-suke0419/about
華麗なるフランス競馬 ロンシャン競馬栄光の日華麗なるフランス競馬 ロンシャン競馬栄光の日
(2011/03/23)
大串久美子

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フランス文学者が著したかの国の競馬のあれこれ。
内容もさることながら、公式ブログが著者と編集者との交換日記で、それが興味深いとのこと。
版元の駿河台出版は、教科書関係の出版社でこの本が一般書籍の最後の本になるらしい。
個人的には、装丁が好み。

2回お休みが続いた栗下直也さん。http://d.hatena.ne.jp/kurishita/
名前とは何か なぜ羽柴筑前守は筑前と関係がないのか名前とは何か なぜ羽柴筑前守は筑前と関係がないのか
(2011/03/25)
小谷野 敦

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氏・かばねの話を小谷野敦が書くとこうなる、という本らしい。
栗下さんはこの著者のファンだとか。かなり読み込んでいそう。

村上浩さんhttp://6ppongi.blog49.fc2.com/
元素検定元素検定
(2011/03)
桜井 弘

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クイズ形式で学ぶ元素のお勉強。今回の原発事故で聞きなれない元素名をいっぱい耳にしたからね。
寄藤文平さんの装丁が魅力的。
でも、私、この本持ってるぞ、と思ったらこっちだった。
元素生活 Wonderful Life With The ELEMENTS元素生活 Wonderful Life With The ELEMENTS
(2009/07/16)
寄藤 文平

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えっ、装丁使いまわし?それっていいの?まんなかのおじさんがちょっと違う!
かなりびっくりした。

山本尚毅さんhttp://www.granma-port.jp/blog/naoki_yamamoto/ はいつもテーマを決めて本を選ぶとか。
先月読むと決めたテーマが「想像力」。しかし選んだ本があまりにも面白くなくて紛失してしまったそう。
そういうこともあります。

増補 地図の想像力 (河出文庫)増補 地図の想像力 (河出文庫)
(2009/02/04)
若林 幹夫

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この会に集う人はみんな地図が好きなんじゃない?と尋ねるとみんな笑ってうなずく。
成毛さんから書誌学には地図を読むことが含まれているからね、と。

鈴木葉月さんhttp://hs83.blog77.fc2.com/ は最近引っ越しをしたそうなので、この本

新版 家を買いたくなったら新版 家を買いたくなったら
(2011/02/17)
長谷川高

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昔のように、車や家を持つことに重要性があまりなくなっている。
「ワークライフバランス」に則った買い方を。
新聞は、不動産業が大広告主なので、購買意欲を煽っている、ということに納得。

家の本は毎年たくさん出ているが、最近私が読んで面白かったのはこちら。
突撃! ロンドンに家を買う突撃! ロンドンに家を買う
(2010/12/10)
井形 慶子

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同じ著者で、こちらも面白かった。
老朽マンションの奇跡老朽マンションの奇跡
(2009/11/18)
井形 慶子

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高村和久さんhttp://blog.livedoor.jp/claypad/
日曜日のアイデア帖 ~ちょっと昔の暮らしかたで楽しむ十二か月~ (ワニプラス)日曜日のアイデア帖 ~ちょっと昔の暮らしかたで楽しむ十二か月~ (ワニプラス)
(2010/12/10)
大平 一枝

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なんとなく気持ちがざわざわしている、今みたいなときにうってつけの本かも。

私のオススメはこちら
突然、僕は殺人犯にされた  ~ネット中傷被害を受けた10年間突然、僕は殺人犯にされた  ~ネット中傷被害を受けた10年間
(2011/03/22)
スマイリーキクチ

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今回の震災・原発事故でツイッターの読者が爆発的に増えた。
デマや中傷などあっという間に広がり、見たくない聞きたくないものも読まされる。
成毛さんがそれについての意見を近々UPする予定だとか。
この3週間でワタシもずいぶんフォローしたし、フォローをはずした。
たしかに、Facebookに移行する時期にきているのかもしれない。

最後に新井文月さんhttp://blog.araifuzuki.com/
[新版]岡本太郎と横尾忠則[新版]岡本太郎と横尾忠則
(2011/02/17)
倉林 靖

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今、表現者たちは、チャリティチャリティと叫んでいる。
それでいいのか、と新井さんは思うのだそうだ。
20代、30代の人たちに読んでほしいとのこと。
確かに好き嫌いは別として、このふたりのパワーはすごい。
岡本太郎のことを、成毛さんは「テレビ時代のダリ」と呼んでいるそうだ。
サルバトール・ダリについてちゃんと知りたくなった。

木をかこう (至光社国際版絵本)木をかこう (至光社国際版絵本)
(1985/01)
ブルーノ・ムナーリ

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絵を全く書けない私。子供のころにこの本があったら…

成毛眞さんhttp://d.hatena.ne.jp/founder/
アフリカ―資本主義最後のフロンティア (新潮新書)アフリカ―資本主義最後のフロンティア (新潮新書)
(2011/02)
「NHKスペシャル」取材班

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ここで放射線の被害の話。
朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫)朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫)
(2006/09)
NHK「東海村臨界事故」取材班

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私もこのブログで書いたが、賛否両論あるものの問題提起として重要な本。
長く絶版が続いていたが、増刷が決まったらしい。
私が薦めたこちらも、増補版の出版が決定したとか。
「核」論―鉄腕アトムと原発事故のあいだ (中公文庫)「核」論―鉄腕アトムと原発事故のあいだ (中公文庫)
(2006/02)
武田 徹

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引き続き今月のおすすめと注目本

成毛さん

地図で読む戦争の時代地図で読む戦争の時代
(2011/03/26)
今尾 恵介

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京都の流儀 (翼の王国books)京都の流儀 (翼の王国books)
(2011/04)
徳力 龍之介

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『移行化石の発見』はまだamazonに載っていない。
http://www.bunshun.co.jp/tachiyomi/201104/t9784163739700.htm

完全なる証明完全なる証明
(2009/11/12)
マーシャ・ガッセン

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『京都の流儀』の著者はお友達だそうで、お客としてきちんとお茶屋に行く人は必読らしい。
移行化石の発見は「ワンダフルライフ」の再来となるかも。
ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF)ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF)
(2000/03)
スティーヴン・ジェイ グールド

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山本さん
社会調査史のリテラシー社会調査史のリテラシー
(2011/02/01)
佐藤健二

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地球白書 2010-11地球白書 2010-11
(2010/12/01)
ワールドウォッチ研究所

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社会調査史のリテラシーはあまりに高価なので図書館で借りてきた、とか。
面白くなくても失くしちゃダメですよ。

久保さん
完璧な赤―「欲望の色」をめぐる帝国と密偵と大航海の物語完璧な赤―「欲望の色」をめぐる帝国と密偵と大航海の物語
(2006/10)
エイミー・B グリーンフィールド

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チリ33人 ~ 生存と救出、知られざる記録チリ33人 ~ 生存と救出、知られざる記録
(2011/03/18)
ジョナサン・フランクリン

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ベンガラは鉱物なので、コチニール色素とは別物みたいです。

栗下さん
ギャンブラーの数学―運をうまく使いこなすにはどうしたらよいか?ギャンブラーの数学―運をうまく使いこなすにはどうしたらよいか?
(2011/03)
ジョセフ メイザー

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ダンゴムシに心はあるのか (PHPサイエンス・ワールド新書)ダンゴムシに心はあるのか (PHPサイエンス・ワールド新書)
(2011/03/19)
森山 徹

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トラブルなう (ナックルズ選書)トラブルなう (ナックルズ選書)
(2011/03/29)
久田 将義

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『ギャンブラーの数学』は勉強しようと思ったけれど、文科系の自分には歯が立たないので、誰か読んで教えてくれ、という新しい薦め方。
人を頼っちゃいけません(笑)

村上さん
災害ユートピア―なぜそのとき特別な共同体が立ち上るのか災害ユートピア―なぜそのとき特別な共同体が立ち上るのか
(2010/12)
レベッカ ソルニット

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球体のはなし球体のはなし
(2011/03)
柴田 順二

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泥のカネ 裏金王・水谷功と権力者の饗宴泥のカネ 裏金王・水谷功と権力者の饗宴
(2011/04/05)
森 功

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トラウマ映画館トラウマ映画館
(2011/03/25)
町山 智浩

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この時期なのでものすごく分厚い『災害ユートピア』が売れているらしい。
かなり面白そうな研究書。

『トラウマ映画館』の町山さんの映画の知識はすごいけど、村上春樹さんもすごいよ、とワタシ。
するめ映画館するめ映画館
(2010/10/27)
吉本 由美

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新井さん
パンダ外交 (メディアファクトリー新書)パンダ外交 (メディアファクトリー新書)
(2011/02/28)
家永 真幸

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オーパーツ大全 (知の冒険シリーズ)オーパーツ大全 (知の冒険シリーズ)
(2005/07/12)
クラウス ドナ、ラインハルト ハベック 他

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Hidden Treasures of Japanese Art: The Isaac Kaplan Collection

根付の写真集(書影がみつからない)は南アフリカで買ったものだそう。
成毛さんから根付のオススメ本
根付 (NHK美の壺)根付 (NHK美の壺)
(2006/12)
NHK「美の壺」制作班

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海外の人が日本の美術品をたくさん持っていることについて、最近気になる本をワタシから
ハウス・オブ・ヤマナカ―東洋の至宝を欧米に売った美術商ハウス・オブ・ヤマナカ―東洋の至宝を欧米に売った美術商
(2011/03)
朽木 ゆり子

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鈴木さん
ナンガ・パルバート単独行 (ヤマケイ文庫)ナンガ・パルバート単独行 (ヤマケイ文庫)
(2011/03/11)
ラインホルト・メスナー

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ヴァギナ 女性器の文化史 (河出文庫)ヴァギナ 女性器の文化史 (河出文庫)
(2011/02/04)
キャサリン・ブラックリッジ

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マーラー (河出文庫)マーラー (河出文庫)
(2011/03/04)
吉田 秀和

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足の速い子の育て方足の速い子の育て方
(2011/03/11)
長澤 宗太郎

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知の巨匠 加藤周一知の巨匠 加藤周一
(2011/03/11)
菅野 昭正

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シャネルN°5の秘密シャネルN°5の秘密
(2011/03)
ティラー マッツエオ

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高村さん
パンダ外交…ダブった。

明治大学で教える「婚育」の授業 (青春新書インテリジェンス)明治大学で教える「婚育」の授業 (青春新書インテリジェンス)
(2011/03/02)
諸富 祥彦

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人は放射線になぜ弱いか 第3版 (ブルーバックス)人は放射線になぜ弱いか 第3版 (ブルーバックス)
(1998/12/18)
近藤 宗平

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太陽熱エネルギー革命 (日経プレミアシリーズ)太陽熱エネルギー革命 (日経プレミアシリーズ)
(2011/03/09)
菊池 隆、堀田 善治 他

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花びらは散る 花は散らない 無常の日本思想 (角川選書 488)花びらは散る 花は散らない 無常の日本思想 (角川選書 488)
(2011/03/25)
竹内 整一

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『花びらは散る花は散らない』はこの時期に狙って出たような本。
実は、私も持ってます。

私から
闘牛闘牛
(2011/03/17)
小林 照幸

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図説 世界の「最悪」発明大全図説 世界の「最悪」発明大全
(2011/02/23)
ジャック・ワトキンズ

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知性誕生―石器から宇宙船までを生み出した驚異のシステムの起源知性誕生―石器から宇宙船までを生み出した驚異のシステムの起源
(2011/03/24)
ジョン・ダンカン、John Duncan 他

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「国連運輸部鉄道課」の不思議な人々―鉄道エンジニアの国連奮戦記「国連運輸部鉄道課」の不思議な人々―鉄道エンジニアの国連奮戦記
(2011/02)
田中 宏昌

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フクロウからのプロポーズ 彼とともに生きた奇跡の19年フクロウからのプロポーズ 彼とともに生きた奇跡の19年
(2011/02/21)
ステイシー・オブライエン

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『フクロウからのプロポーズ』は装丁・帯とも読み手を間違えているね、との意見。
確かにこれではロマンス小説みたいだ。
こちらを参照。



最後に成毛さんからもう一冊
夢の国夢の国
(2011/03/18)
美達大和

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実は私もこの本は買った。
無期懲役の殺人犯書いたすごい小説。
彼が書いた本、みんな面白いのだ。

人を殺すとはどういうことか―長期LB級刑務所・殺人犯の告白人を殺すとはどういうことか―長期LB級刑務所・殺人犯の告白
(2009/01)
美達 大和

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ドキュメント長期刑務所ドキュメント長期刑務所
(2009/04/10)
美達 大和

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次回はゴールデンウィークを避けて5月11日。おや、私はこの日、文楽だ。

課題図書はここ2回理科系が続いたので、文科系で、ということでこれ。
ハウス・オブ・ヤマナカ―東洋の至宝を欧米に売った美術商ハウス・オブ・ヤマナカ―東洋の至宝を欧米に売った美術商
(2011/03)
朽木 ゆり子

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最後に新井文月さんからみなさんへ、と石鹸のプレゼント。
何事かと思ったら、高級ホテルの部屋で使った石鹸のおさがりをもらったものだそうだ。
一泊しかしなくても、ちょっと手や顔を洗っただけでも石鹸は当たり前だが使い捨て。
高価なスイートなどは、当然高価な品物を使っている。
これをホテルからいただいて、被災地に40キロ届けたとか。
NPOを発足させるようだ。
いやー、これはすごい。いいところに目を付けたなあ。
いくつか頂いてまいりました。

今回もあっという間の2時間でした。
3.11を境にいろいろ思うことはあるでしょうが、みんな少しずつ頼もしくなってます。
  

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書評家・東えりかのブログです。
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