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歌姫に恋焦がれて…『ちあきなおみに会いたい。』

Posted by erkazm on 16.2012 HONZ 0 comments 0 trackback

ちあきなおみに会いたい。【徳間文庫】

ちあきなおみに会いたい。【徳間文庫】



  • 作者: 石田伸也

  • 出版社: 徳間書店; 文庫版

  • 発売日: 2012/5/2





石原裕次郎 52 美空ひばり 52 向田邦子 53 有吉佐和子 53 越路吹雪 56。
これは、私が今でも見たいし聞きたい、読みたいと思っている人たちの享年である。並べるととても若くて自分が彼らの年を越したことが信じられない。彼らが居ないのは惜しい。しかし亡くなった人は仕方がないと諦めが付く。だけどふっと居なくなってしまった人への思いはどうやってけじめを付けたらいいのだろう。

そう思う人がたくさんいるから、繰り返し繰り返し「ちあきなおみ」のカムバックを願う声が聞こえてくる。1992年、夫の死をきっかけに一切公の場に出てこなくなった歌姫。彼女に恋焦がれ、何年かに一度はCMに使われ、ベストアルバムがヒットする。10代は当然だが、20代、30代もほとんど生でみたことはないはずなのに、名前と存在感が知られているのは、コロッケをはじめとしたモノマネタレントが、デフォルメされたちあきなおみを演ずるからだ。

つい先日も、オールナイトニッポンでナインティナインの岡村隆が、ちあきなおみの「夜へ急ぐ人」について熱く語ったためにyoutubeのアクセスが急増した。しかし岡村も実際歌っている姿を強いているわけでなく、志村けんのコントを覚えていたからだという。

NHK紅白歌合戦でこの歌の直後、司会の山川静夫が「気持ち悪い曲ですね」と思わずコメントしていた。

昨年暮れから放送されているTOYOTA/Rebornの中でも使われた「黄昏のビギン」はビートたけしが望んだそうだし、桑田啓祐が自身のラジオ番組で特集して「日本の宝」と称えたり、本書がこのタイミングで加筆の上文庫化されたのも縁というか運がいいというか、時代が「ちあきなおみ」を望んでいるのだと思う。

ちあきなおみのデビューは1970年。「雨に濡れた慕情」である。
♪好きで別れたあの人の、胸でもう一度甘えてみたい♪
小学生だった私は、この部分に大人の女を感じて、繰り返し歌ったのを覚えている。


1947年生まれだから、このとき彼女は21歳。AKB48のメンバーとほぼ同じなのが信じられない声だが、それもそのはず、母親が芸事好きで姉たちとともに4歳からタップダンスを習い「白鳥みえ」という芸名で米軍キャンプをまわっていたという。ちあきなおみと同時代の歌手、広田三枝子や伊藤ゆかりも幼い頃からキャンプをまわっていた。幼い子供だろうが、当然、ジャズやポップス、カントリーなんかも見よう見真似で歌わなくてはならない。自然とリズムも身に付くし大人びてもくるだろう。昭和40年代にデビューした女性歌手が、揃って歌が上手かったのは、そういう背景があったからだ。

ちびっこ歌手を卒業した後、中学生で舞台に戻る。家計を助けるためと思われるが、当時のスター橋幸夫やこまどり姉妹の前座をつとめ、ドサまわりの日々が10年続くのだ。「歌の上手い子」と評判が立ち、吉田尚人が経営する芸能プロダクションの秘蔵っ子となった。ここでのちにデビュー作を書いた作曲家、鈴木淳に預けられた。歌唱力もレッスンへの取り組みも図抜けた存在だったという。

ちあきなおみを語るには「喝采」は欠かせない。ドラマチック歌謡と後に呼ばれるようになる一つの小説を思わせる歌謡曲は、とてつもない歌唱力が必要であった。その上「黒いふちどり」のような葬式を思い浮かべる縁起でもない言葉が日本の歌謡界に出たこともかつてなかった。しかし昭和47年のレコード大賞はちあきなおみの上に輝いたのだ。


お茶の間のバラエティ番組花盛りだった昭和40年代後半、ちあきなおみはコミカルな役どころを楽しんでいたと思う。ドラマにも多く出演していたし、カバーアルバムもヒットしていた。「たんすにゴン」のCMも懐かしい。宍戸錠の弟、郷治との結婚によって、ちあきなおみは幸せの絶頂にあった。


その夫ががんで亡くなった1992年、張り詰めていた糸がぷつんと切れるように、芸能界から姿を消した。本書には各界から多くの人が言葉を寄せている。それは面識があるなしに関わらず、その魅力に魅せられた人々だ。いなくなって20年も経つのに、期待を紡いでいる人は多い。生きているのならもう一度聞きたい。本書でも書かれているように、ニューオリンズあたりでボイストレーニングをして、アメリカの若いバンドのボーカルとして登場しないだろうか。由紀さおりの活躍を目の当たりにすると、そんな夢を見たくなる。

最後に芸能界から消える数ヶ月前の舞台を紹介して、私の熱い思いを終える。それにしてもYoutubeは時を食べる魔窟だ!


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  • 出版社: 朝日新聞出版

  • 発売日: 2012/5/8




やはり繰り返しブームが起きる山口百恵。同じ年で大好きだけど、なぜかもう一度歌って欲しいとは思わない。彼女は完結していると思っているからか。



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年代的に私は大人になりすぎていた。若い人にはこちらに心を寄せるだろうね。


これくしょん〜ねぇあんた〜これくしょん〜ねぇあんた〜
(2000/06/01)
ちあきなおみ、ザ・ダーツ 他

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結局私はこれをぽちり…

5月の今月読む本 その2

Posted by erkazm on 13.2012 HONZ 0 comments 0 trackback
ようやく学生メンバーのキャラも立ってきた。レビューも一生懸命書いている。では彼らのオススメ本から。

急な小樽行きで欠席の一色麻衣



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  • 作者: 杉浦 一機

  • 出版社: 平凡社

  • 発売日: 2012/3/17




就活戦線が苦戦に次ぐ苦戦らしく、腐女子もいよいよビジネス書に手を伸ばしたか。

大学院続行か、就職かで悩んでいる井上卓磨


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  • 作者: 中島 恵

  • 出版社: 日本経済新聞出版社

  • 発売日: 2012/5/9




日本に留学している中国人へ日本人ジャーナリストが取材したもの。概ね日本が好きらしい。じゃなきゃ、来ないか(笑)

かわいい顔して結構酒が強い刀根明日香


ヒマラヤ登攀史 (岩波新書 青版)

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  • 作者: 深田 久弥

  • 出版社: 岩波書店; 第2版

  • 発売日: 2002/6/12




漫然と聞いていたが、これはとても古い本でした。著者も『日本百名山』を著した深田久弥だし。2002年と2012年を見違えたのかな?

ここで臨時ニュース。
連絡が途絶えていた仲野徹の生存が確認された。北京に出かけたのはいいけれど、フェイスブックやツイッターはもとより、メールも繫がらなかった模様。というわけで、遅ればせながら3冊を紹介してもらった。


わたしが出会った殺人者たち

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  • 作者: 佐木 隆三

  • 出版社: 新潮社

  • 発売日: 2012/2/17




仲野センセイのコメント
ずいぶん前に買ったのですが、なんか読むのが怖くてしばらく放置してました。殺人事件だけに「おもしろい」というと語弊があるかもしれませんが、なかなかすごい内容でした。佐木隆三というのは、テレビなどの印象でもっとクールな人かと思ってましたが、そんなことないですね。


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  • 作者: 氏家幹人

  • 出版社: メディアファクトリー

  • 発売日: 2012/4/27




これほど役にたたないマニュアルはないです。ハマザキさんが twitter でつぶやいておられました、と仲野のコメント。


サルたちの遺言  宮崎幸島・サルと私の六十五年

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  • 作者: 三戸サツヱ、構成・小田豊二

  • 出版社: 祥伝社

  • 発売日: 2012/4/13




著者は、つい前日、発売直前に亡くなってしまいました。

ここからは2週目。
成毛眞


ラザフォード・オルコック―東アジアと大英帝国 (ウェッジ選書)

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  • 作者: 岡本 隆司

  • 出版社: ウェッジ (2012/04)

  • 発売日: 2012/04




これは久保も「おまけ」に入れていた。中国で租界を作ったことで有名だが、成毛が反応したのは、後書きで「どこも出してくれなかった本をウェッジが拾ってくれてありがとう」というコメントだったらしい。面白そうなのに。

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  • 作者: 福田 和也

  • 出版社: 扶桑社

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井上も持ってきていた本。福田さん、すっごくたくさん仕事をしているなあ。

山本尚毅


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  • 作者: 犬丸 一郎

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二代にわたって帝国ホテルの社長が書いた裏話。ちなみに成毛が先ほど紹介した『菅原伝授手習鑑精読』の著者は息子さんだそうな。

新井文月


絶対に行けない! 世界の秘境101 (中経の文庫)

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  • 作者: アフロ

  • 出版社: 中経出版

  • 発売日: 2012/4/27




「ほらね、ほらね、行けなそうでしょ」とまわりに見せびらかしていると、旅行経験豊富な山本から「『地球の歩き方』に載ってますよ」と指摘されていた(笑)

内藤順


『だれも知らない小さな国』などで御伽噺だと思われているが、モデルになった部族がる、という大変魅力的なはなし。

栗下直也


断っておくが、栗下はじめHONZのメンバーはダイエットが必要な人はいない。成毛とかワタシは年相応に脂が乗っているけれど、ね。

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「イスラム」を見れば、3年後の世界がわかる (青春新書インテリジェンス)

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  • 作者: 佐々木 良昭

  • 出版社: 青春出版社

  • 発売日: 2012/5/2




中東の政治状況は、確かにいつでも気になるところである。

高村和久


サグラダ・ファミリア教会で働く日本人芸術家・外尾悦郎を取材したNHK番組をまとめたもの。

井上卓磨


極道 〈上〉―小説・郷誠之助 (日経ビジネス人文庫)

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  • 作者: 小島 直記

  • 出版社: 日本経済新聞出版社

  • 発売日: 2012/5/2





極道 〈下〉―小説・郷誠之助 (日経ビジネス人文庫)

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  • 作者: 小島 直記

  • 出版社: 日本経済新聞出版社

  • 発売日: 2012/5/2




戦前の財界で名を馳せた「郷誠之助」の評伝。30年ぶりに再文庫化。このレビューは楽しみだなあ。

麻木久仁子


ホテル博物誌

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  • 作者: 富田 昭次

  • 出版社: 青弓社

  • 発売日: 2012/4/25




ホテルという異空間にも「住む」人がいる、という不思議。夜中にぼーっと外国のホテル案内の番組を見ていて、思わず銀食器を買ってしまったと語る麻木の気持ちもわからないではない。


平清盛と後白河院 (角川選書)

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  • 作者: 元木 泰雄

  • 出版社: 角川学芸出版

  • 発売日: 2012/3/24




大河ドラマも佳境に入ってきたが、ぜひ、松山ケンイチと松田翔太に置き換えて読んで欲しい、とのこと。

今回の例会は、とてもカブリ本が多くて「おまけ」が少ない。しかしひとり、ここに機嫌のいい男がいる!
鈴木葉月


みんなで国語辞典3 辞書に載らない日本語

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  • 作者: 北原保雄、「もっと明鏡」委員会

  • 出版社: 大修館書店

  • 発売日: 2012/4/7




若者言葉を集めたもの。著者の「もっと明鏡」委員会が気になる。


考える鉛筆

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  • 作者: 小日向 京

  • 出版社: アスペクト

  • 発売日: 2012/3/23




タイトルは哲学書っぽいが、本当に鉛筆のことしか書いてない。「ヤバイ、買いそう」と成毛が反応。


皇室へのソボクなギモン (扶桑社文庫)

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  • 出版社: 扶桑社 (2012/04)

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これは2007年に出版された本の文庫化。


陸上自衛隊「装備」のすべて 知られざる戦闘力の秘密に迫る (サイエンス・アイ新書)

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入門書らしい。「僕には物足りなかったな」ってさすがマニアの成毛眞。すでに読んでいた!


自分年金をつくる――今からでも遅くない! (ベスト新書)

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最近、人生設計に余念のない鈴木だが、実行が待たれる。


カネはアンティーク・コインにぶちこめ!

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こつこつ自分年金を作るのか、それとも危ない投資をして億万長者を狙うのか?人生の岐路に立つ鈴木葉月!


鈴木は東大出ではない。でも今でも受けておけば、と後悔しているそうだ。まさか、来世のことまで考えているのではなかろうな!


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あなたが「自己追求のパラドクス」そのものだわ!

はーはーはー………

土屋敦


なぜヤギは、車好きなのか? 鳥取環境大学のヤギの動物行動学

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すっかり人気者になった鳥取環境大学の小林先生の新刊。


ヒトはなぜほほえむのか―進化と発達にさぐる微笑の起源

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胎児も微笑むのだそうだ。綿密な統計によって推測されるその起源。

東えりか


筆跡鑑定人は見た! あの大事件の舞台裏

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科学警察研究所で筆跡鑑定の第一人者。造本がちょっと残念。


「遺された者こそ喰らえ」とトォン師は言った: タイ山岳民族カレンの村で

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  • 作者: 吉田 清、、吉田 清のAmazon著者ページを見る、検索結果、著者セントラルはこちら

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妻をガンで亡くした中年男が世界中をさすらい、行き着いた先はタイのカレン族。よくあるカモにされる話じゃないのでオススメ。


鶏が鳴く東―ことばの旅〈1〉 (ことばの旅 1)

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  • 作者: 斎藤 たま

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40年前、リュックひとつを背負って「言葉」を探す旅にでた斉藤たま。『驚きの介護民俗学』が面白かった人へ。


ちあきなおみに会いたい。【徳間文庫】

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  • 作者: 石田伸也

  • 出版社: 徳間書店; 文庫版

  • 発売日: 2012/5/2




2008年に単行本で出た本に加筆された文庫化。この本ヤバイ。読みながらYoutube見ていたら、あっという間に半日経ってしまったよ。

久保洋介


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  • 作者: 金森 誠也

  • 出版社: PHP研究所

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amazonの紹介文だけでも十分面白そう。

成毛眞のおまけのおまけ


警視庁似顔絵捜査官001号

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  • 作者: 戸島 国雄

  • 出版社: 並木書房

  • 発売日: 2012/2/23




ワタシの筆跡鑑定の本から触発されて思い出した本。昨年からかなり注目されている著者。

ということで今回はおしまい。
ユーストリームをしようか、とか、オフ会の計画とか、新しい突撃企画とか、HONZをやっているとみんなの頭にアイデアがあふれてくる。
「こんなことやって」ということがあれば、ツイッターでもフェイスブックでも提案してください。
次の定例朝会は6月6日。参観日にはなりません(笑)

5月の今月読む本 その1

Posted by erkazm on 09.2012 HONZ 0 comments 0 trackback
爆弾低気圧だ!竜巻だ!パチンコ大の霰は降った!と天候不順の今日この頃、ゴールデンウィークも終わって、本業に戻りつつある中でのHONZ朝会。

今日の欠席は オーストラリア単身赴任中のうえ出張が重なって、スカイプ出演もできなくなった久保洋介と、こちらも海外出張中らしい仲野徹。センセイ、学会かしら?朝会までにオススメ本をメールする、と仰っていたのも届かず。お忙しいらしい。足立真穂も、朝一番の入稿があるため泣く泣く不参加。学生メンバーの一色麻衣は、親戚の用事があるそうで「小樽なう」とメールをくれた。絶賛就活中だが、首尾はどうなのかな?

まずは久保洋介がメールで送ってきた本からご紹介。


直観を科学する―その見えざるメカニズム

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  • 作者: デヴィッド・G. マイヤーズ、David G. Myers、岡本 浩一

  • 出版社: 麗澤大学出版会 (2012/05)

  • 発売日: 2012/05






エリア51 世界でもっとも有名な秘密基地の真実 (ヒストリカル・スタディーズ)

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  • 作者: アニー・ジェイコブセン、田口俊樹

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  • 発売日: 2012/4/5






ウイルスと地球生命 (岩波科学ライブラリー)

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  • 作者: 山内 一也

  • 出版社: 岩波書店

  • 発売日: 2012/4/14





「ちょっと待った!」と成毛代表。
『エリア51』を持ってきた人はどれくらいいるの?と聞くと、大方の人が「カブるので持ってきませんでした」との答え。HONZ殆どが注目の「今月イチオシ」ですね。
久保のレビューが待たれます。(とプレッシャーをかけておく。)
ちなみに内藤には、この本の超速レビューを書くことはまかりならんと成毛代表より厳命が下されました。わぉ!

足立真穂は会社で徹夜の模様。今回のテーマは「山」だとか。


山伏と僕

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  • 作者: 坂本 大三郎

  • 出版社: リトル・モア

  • 発売日: 2012/4/11




30歳、出羽三山で山伏デビューした著者の山伏ライフ記。 かぶりそうな気もする、と心配していましたが大丈夫。そういえば、最近、山伏関係の本がやたら目に付く。どこかの書店でも「山伏フェア」をやっていたそうな。


山賊ダイアリー(1) (イブニングKC)

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  • 作者: 岡本 健太郎

  • 出版社: 講談社

  • 発売日: 2011/12/22




マンガだし、ちょっと前の本ですが狩猟道具のイラストが抜群、とのこと。私も読みました。カラスを食べちゃうんですよね。



半年前の本ですが、そういえば誰も紹介してなかった。世田谷の精神障害支援施設、ハーモニーでの心理教育プロセスで生まれた、精神障害者たちのリアルなつぶやきかるた集。市原悦子の読み札DVDつき。

HONZの朝会は大きなテーブルに丸くなって座るので、当日、誰から始まるかは概ね成毛の一言で決まる。今朝は「じゃ、珍しく東さんから」とご指名があってちょっとうれしい。だって、絶対にカブらないじゃない!

東えりかの3冊。


からのゆりかご―大英帝国の迷い子たち

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  • 作者: マーガレット ハンフリーズ、都留 信夫、都留 敬子

  • 出版社: 近代文藝社

  • 発売日: 2012/2/10





先月から岩波ホールで映画が公開されている『オレンジと太陽』の原作。イギリスの孤児たちをオーストラリアに無理やり運び、人口増加に使ったというもの。




リンチンチン物語―映画スターになった犬

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  • 作者: スーザン・オーリアン、Susan Orlean、羽田 詩津子

  • 出版社: 早川書房

  • 発売日: 2012/5/10





40代以上では知って人が多いのではないだろうか。名犬リンチンチンの伝説。


オカルト  現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ

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  • 作者: 森 達也

  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング)

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『職業欄はエスパー』の続編かな?

HONZのプロフィール写真と全く違った風貌になってしまった土屋敦


史上最強のインディアン コマンチ族の興亡 上巻 最後の英雄クアナ・パーカーの生涯

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  • 作者: S・C・グウィン、森夏樹

  • 出版社: 青土社

  • 発売日: 2012/4/26






史上最強のインディアン コマンチ族の興亡 下巻 最後の英雄クアナ・パーカーの生涯

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  • 作者: S・C・グウィン、森夏樹

  • 出版社: 青土社

  • 発売日: 2012/4/26





はーい!読んでます。と村上浩。見れば膨大な付箋の数。


気になっていたメンバーは多いはず。ブルーバックスらしいつくり。


ソウルダスト――〈意識〉という魅惑の幻想

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  • 作者: ニコラス・ハンフリー、柴田裕之

  • 出版社: 紀伊國屋書店

  • 発売日: 2012/4/27




理論心理学者の意識論だそうだ。

回を追うごとにオシャレ度が増す鈴木葉月。今回も布袋さんの袋には新刊本が満杯。隣の麻木久仁子が覗こうとしても「ダメッ!」と一喝(笑)


発酵食品学 (KS農学専門書)

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  • 作者: 小泉 武夫

  • 出版社: 講談社

  • 発売日: 2012/4/3




小泉武夫先生の本家本流の専門書。ホントに読むの?


藤森照信の茶室学―日本の極小空間の謎

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  • 作者: 藤森照信

  • 出版社: 六耀社

  • 発売日: 2012/4/20




建築探偵の著者が読み解く茶室のなぞ。


俺たちに不可能はない!

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  • 作者: ドリームファクトリー研究会

  • 出版社: 中経出版

  • 発売日: 2012/4/25




大林組、清水建設、前田建設の知能が終結した、今の日本でどこまで作れるかを検証。今回、一番のどよめきが出た一冊。私も既にポチリ…

いつも、誰よりも熱く本を語る麻木久仁子。彼女が語りだすと、なぜか成毛の扇子が登場する(笑)


ひさし伝

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  • 作者: 笹沢 信

  • 出版社: 新潮社

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井上ひさしの評伝は、今でもたくさんあるし今後も出てくるだろう。しかし分厚い。


歴史人口学からみた結婚・離婚・再婚

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  • 作者: 黒須 里美

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麗澤大学出版会、本日2冊目の登場。日本には結婚離婚の記録がかなり以前から残ってるのだそうだ。現在の結婚観は明治政府によって作られたものらしい。専門書だけどかなり気になる。


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  • 作者: 上田 七加子

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不破哲三の妻が夫と共産党について語った一冊。天皇制から共産党まで麻木の好奇心は止まるところを知らない。

ちょっとここでクールダウン、と高村和久。冷静見えるのに、会議の日時を間違えたりするおちゃめさん。


見えざる宇宙のかたち――ひも理論に秘められた次元の幾何学

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  • 作者: シン=トゥン・ヤウ、スティーヴ・ネイディス、水谷 淳

  • 出版社: 岩波書店

  • 発売日: 2012/3/28




超ひも理論についての本らしい。栗下が手にとって見ていたが、すぐに返していた。


「ゴミ」を知れば経済がわかる

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  • 作者: 瀬戸 義章

  • 出版社: PHP研究所

  • 発売日: 2012/4/19




日本の中古品の多くは東南アジアに出回っている。リユース経済をめぐる「ゴミタビ」。


さよならヴァニティー

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  • 作者: 柘植 伊佐夫

  • 出版社: 講談社

  • 発売日: 2012/4/6




ドラマなどの人物造詣をプロデュースしている著者。ヴァニティーとは虚栄心のことだそうだ。

HONZで一番の人気レビューアー栗下直也


異貌の人びと---日常に隠された被差別を巡る

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  • 作者: 上原 善広

  • 出版社: 河出書房新社

  • 発売日: 2012/4/20




HONZの前身、本のキュレーター勉強会に応募した原稿が上原善広の作品だったので、原点に返ってこの本を、ということらしい。


山口組組長専属料理人 ~側近が見た渡辺五代目体制の16年~

山口組組長専属料理人 ~側近が見た渡辺五代目体制の16年~



  • 作者: 木村 勝美

  • 出版社: メディアックス

  • 発売日: 2012/4/28




この本は内藤とカブった。その上、もう読み終えた内藤が全部説明しちゃった。ちょっとさびしそうなクリちゃん。


小谷野敦のカスタマーレビュー2002‐2012

小谷野敦のカスタマーレビュー2002‐2012



  • 作者: 小谷野 敦

  • 出版社: アルファベータ (2012/03)

  • 発売日: 2012/03





こんなものまで本になるんだ!と一同驚いた本。作家で評論家の著者がamazonのレビューに残した735本!

最近は朝会前に超速レビューを書きまくり、みんなの顰蹙を買っている内藤順


放送禁止歌手 山平和彦の生涯 (放送禁止歌手 山平和彦の生涯)

放送禁止歌手 山平和彦の生涯 (放送禁止歌手 山平和彦の生涯)



  • 作者: 和久井 光司

  • 出版社: 河出書房新社

  • 発売日: 2012/4/24




私がフォークソングにはまった頃はもう伝説の歌手だった。


ゴキブリはなぜ絶滅しないのか―殺虫剤の進歩と限界

ゴキブリはなぜ絶滅しないのか―殺虫剤の進歩と限界



  • 作者: 林 晃史

  • 出版社: 八坂書房 (2012/04)

  • 発売日: 2012/04




最近、昆虫モノに魅かれているらしい。麻木から「どうして最近、泡で丸めて殺す殺虫剤はなくなったのか?」と詰め寄られていたが、まだ読んでないらしいので答えは後ほど。


ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50

ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50



  • 作者: 福田里香、オノ・ナツメ

  • 出版社: 太田出版

  • 発売日: 2012/4/12




映画やドラマにお約束のように出てくる食べ物の使い方。なぜ、カーチェイスではね飛ばされるのは、いつも果物屋なのか? ・なぜ、焚き火を囲んで、酒を回し飲みしたら、仲間なのか? ・なぜ、逃走劇は厨房を駆け抜けるのか? 読んでみたい!

最近はオーパーツと武器の本ばかりだった新井文月。基本に立ち返って。


書 文字 アジア

書 文字 アジア



  • 作者: 吉本 隆明、、吉本 隆明のAmazon著者ページを見る、検索結果、著者セントラルはこちら、石川 九楊

  • 出版社: 筑摩書房

  • 発売日: 2012/3/15




吉本隆明と石川九楊が語る文字の話。日本の文字は確かに美しい。


アートを生きる

アートを生きる



  • 作者: 南條 史生

  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング)

  • 発売日: 2012/3/17




元銀行員にして、現在、森美術館館長。世界的キュレーターの半生記。


常識として知っておきたい「美」の概念60

常識として知っておきたい「美」の概念60



  • 作者: 城 一夫

  • 出版社: パイインターナショナル

  • 発売日: 2012/3/30




美術用語の説明書。バロックとかロココ、侘び寂びの違いを図とともに説明した指南書。

ちなみに英語でなんというか、という本も出ているらしい。

アートの英語―60 English Keywords for Art (実践アートシリーズ)

アートの英語―60 English Keywords for Art (実践アートシリーズ)



  • 作者: 佐藤 実、、佐藤 実のAmazon著者ページを見る、検索結果、著者セントラルはこちら

  • 出版社: ギャラリーステーション (2004/11)

  • 発売日: 2004/11





『驚きの介護民俗学』を読んでから、年寄りと話をするようになったという山本尚毅


感性の限界――不合理性・不自由性・不条理性 (講談社現代新書)

感性の限界――不合理性・不自由性・不条理性 (講談社現代新書)



  • 作者: 高橋 昌一郎、、高橋 昌一郎のAmazon著者ページを見る、検索結果、著者セントラルはこちら

  • 出版社: 講談社

  • 発売日: 2012/4/18




『知性の限界』『理性の限界』に続く第3弾。強烈なキャラクターが語っていく形式だが、最後はゲーテ論者が持っていく約束らしい。


暮らしの質を測る―経済成長率を超える幸福度指標の提案

暮らしの質を測る―経済成長率を超える幸福度指標の提案



  • 作者: ジョセフ・E. スティグリッツ、ジャンポール フィトゥシ、アマティア セン、Joseph E. Stiglitz、Jean‐Paul Fitoussi、Amartya Sen、福島 清彦

  • 出版社: 金融財政事情研究会 (2012/04)

  • 発売日: 2012/04




サルコジさんは負けてしまったけれど、フランスで真剣に論じられている「幸福度計測の基準」。ブータンみたいだ。


家族の衰退が招く未来―「将来の安心」と「経済成長」は取り戻せるか

家族の衰退が招く未来―「将来の安心」と「経済成長」は取り戻せるか



  • 作者: 山田 昌弘、塚崎 公義

  • 出版社: 東洋経済新報社

  • 発売日: 2012/4/6




結婚して家族の意識について、よく考えるのだそうだ。

ばっさりと髪の毛を切って、新人社員のような村上浩


科学予測は8割はずれる

科学予測は8割はずれる



  • 作者: 竹内 薫

  • 出版社: 東京書籍

  • 発売日: 2012/5/1




大人気の科学ジャーナリストの新刊。福島原発事故から学ぶものは何か。


意識は傍観者である: 脳の知られざる営み (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)

意識は傍観者である: 脳の知られざる営み (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス)



  • 作者: デイヴィッド・イーグルマン、大田 直子

  • 出版社: 早川書房

  • 発売日: 2012/4/6




最新脳科学を使った意識と感覚のずれ。意識をコントロールできない犯罪者はどう裁くのか。


ヒトは一二〇歳まで生きられる: 寿命の分子生物学 (ちくま新書 958)

ヒトは一二〇歳まで生きられる: 寿命の分子生物学 (ちくま新書 958)



  • 作者: 杉本 正信

  • 出版社: 筑摩書房

  • 発売日: 2012/5/7





そういえば、先月は鈴木葉月がこんな本も紹介していた。

200歳まで生きる! ~ここまできた不老不死のテクノロジー~ (マイナビ新書)

200歳まで生きる! ~ここまできた不老不死のテクノロジー~ (マイナビ新書)



  • 作者: 丸子 かおり

  • 出版社: マイナビ

  • 発売日: 2012/2/24




80歳もちがうじゃん!

最後は成毛眞。最近はHONZで初めて彼のことを知る人が増えてきて感慨深いようだ。


「菅原伝授手習鑑」精読――歌舞伎と天皇 (岩波現代文庫)

「菅原伝授手習鑑」精読――歌舞伎と天皇 (岩波現代文庫)



  • 作者: 犬丸 治

  • 出版社: 岩波書店

  • 発売日: 2012/4/18




歌舞伎に造詣が深い成毛ならでは、の一冊。簡単に子供を殺して主君の身代わりにする裏には、八瀬童子の秘密が隠されている、という説を唱えた画期的な本。


日本語にとってカタカナとは何か (河出ブックス)

日本語にとってカタカナとは何か (河出ブックス)



  • 作者: 山口 謡司

  • 出版社: 河出書房新社

  • 発売日: 2012/4/11




日本語の中でのカタカナの位置づけを論じた一冊。


時間と宇宙のすべて

時間と宇宙のすべて



  • 作者: アダム・フランク、Adam Frank、水谷 淳

  • 出版社: 早川書房

  • 発売日: 2012/4/20




時間の概念と宇宙論の進展を、社会や歴史とのかかわりから展望する、のだそうだが読んでみないとわからなそうだ。

と、ここで1周目が終了。だんだん誰と誰の好みが同じかわかってくるが、意外にも「初心に戻って」という人が多い。仲野先生、その2で書きますから、オススメ本をメールしてくださいね。
今回はカブりが多く、みんな、おまけの本の手持ちが少ない中、鈴木葉月だけはなぜか機嫌がいい。そのわけは「その2」にて。すごいよ(笑)

宴会でお化けを出します『妖怪手品の時代』

Posted by erkazm on 26.2012 HONZ 0 comments 0 trackback

妖怪手品の時代妖怪手品の時代
(2012/04/25)
横山 泰子

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「おばけと妖怪を一緒にするんじゃない」

京極夏彦には一喝されそうである。奇妙だが魅力的な「妖怪手品」という言葉は、著者の研究仲間が作った造語だそうだ。知っている者は、日本に数人しかいないという。この言葉を「幽霊の出現などの怪奇現象を、種や仕掛けによって真意的に作り出す娯楽」と定義し、華やかな発展を遂げた江戸時代文化文政期を中心に、それ以前や江戸時代、果ては諸外国にまで手を広げて研究した結果がこの一冊に集約されている。

子供の頃から手品が好きだったという横山泰子は、専攻である比較文化の研究中、『日本庶民文化史料集成』のある記述が目に留まった。それは「座敷へ天狗をよぶ事」ことや「座敷へろくろ首を出し見せる伝」などと書かれた横に、その絵が付いた箇所だった。それはまるで子供の頃に読んだ手品の種明かし本のようで、わくわくする気持ちが湧き上がってきたという。そんなことから「おばけを出す手品」の研究が始まった。

さて著者の気になった「妖怪手品」をいくつかご紹介しよう。環中仙い三『さんげ袋』に書かれているのは、先に紹介した「座敷に天狗をよぶ事」である。これは人間が天狗に変身する方法である

茶せんをはなにこしらへ、すえのかさを以ってときんとし、あミかさ二つ羽かいとなし、うちハを引さき羽うちハにこしらえ



これだとよくわからないので翻訳すると

茶筅を鼻につけて天狗のような高い鼻をこしらえ、編み笠(すげなどで編んだかぶり笠)を二つ使って翼にし、団扇を引き裂いて羽団扇にする



あれれ、これは単なる宴会芸ではないか。
「座敷にろくろ首を出す術」もこうだ。

ちょうちんの胴部分をつなぎ合わせて一間の長さにし、先端に張り抜き(張り子のこと)の女面をくっつけておく。縁者は一室に入って証明を暗くし、一間ばかりの細竹を提灯の中に仕込み、客が待つ座敷のほうへ出すのである。



高校生の文化祭のおばけ屋敷のほうがまだましではないのか?

そう、「妖怪手品」のある部分は宴会芸である。薄暗い行灯や照明のなかで、一瞬だけあっと驚く仕掛けを紹介する実用本がたくさんあったのだ。

今の我々には他愛のないものでも、初めて見る人は腰を抜かす、そんなものには「光る玉」や「人魂」がある。乾燥した芋の茎の粉末と硫黄を半々に混ぜたものを水で溶いて管で吹くと大きな光る玉が現れる、とか、石鹸・シャボンを茶でこねて、シャボン玉にすると光の加減で人魂にみえる、などちょっとやってみたくなるではないか。

しかし、こんな素人技だけではない。「妖怪手品」はプロの芸にも及ぶ。その際たるものは歌舞伎であろう。妖怪やら化け物、幽霊は舞台に付きもの。大掛かりな仕掛けを施し、観客を驚かせる。江戸後期の役者、初代尾上松助は、独自の工夫をなし特殊な早替わりで人気を博した。崇徳新院が天狗に替わったり、中将実方が雀に替わったり、をみた観客はその後しばらく語り草にしただろう。




こういう、いわゆる手品の種明かしはヤボである。しかし人は種を知りたがる。宴会芸の実用書と同じくらい、プロの技術も種明かしされてしまった。あまりに明かされすぎて、人気がなくなった人形浄瑠璃のルーツ「竹田からくり」という芝居もあったという。

海外に目を転じて著者は各国の様々な本を渉猟するが、日本ほど豊かで明るく可笑しなものは少ないようだ。ひとつには「おばけや妖怪なんかいるもんか」という共通認識があるからではないか、と推察している。宗教的にもまた風土によっても、化け物や魔女の存在が信じられているところでは娯楽にならないだろう。

この手の手品は現代まで連綿と続いているが、有名な作家が大好きだったことが明かされている。それは江戸川乱歩。池袋の旧江戸川乱歩邸に所蔵されている。確かに、推理小説とは行っても、乱歩の作品はカラクリが多用され、おどろおどろしい雰囲気を醸し出している。そういえば、乱歩の原作『人間豹』が数年前に新作歌舞伎になっていた。出来は…まあ、それはそれとして。

最後にこの玩具の当時の名前を知ってちょっと驚いた。みなさんご存知でしたか?


毛笛2P毛笛2P
()
千の彩り

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「睾丸笛」というのだそうだ。
風船には顔を書いておき、障子に穴を開け睾丸部分を差込んで膨らませる。
なんと大入道の出来上がり!
楽しいなあ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



お化け屋敷のつくり方お化け屋敷のつくり方
(2011/07/22)
平野 ユーレイ、齊藤 ゾンビ 他

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現代の妖怪手品の裏側。
鈴木葉月のレビューはこちら



明治キワモノ歌舞伎 空飛ぶ五代目菊五郎明治キワモノ歌舞伎 空飛ぶ五代目菊五郎
(2009/04/10)
矢内 賢ニ

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五代目尾上菊五郎は粋で華やかな世話物の評判が高いが、実は、彼は「キワモノ王」でもあった。プロの妖怪手品、これも面白い。



マジックにだまされるのはなぜか 「注意」の認知心理学 (DOJIN選書)マジックにだまされるのはなぜか 「注意」の認知心理学 (DOJIN選書)
(2012/01/24)
熊田 孝恒

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驚愕の村上浩のレビューはこちら

HONZ定例会 2012 4月の今月読む本 その2

Posted by erkazm on 09.2012 HONZ 0 comments 0 trackback
そういえば、ツイッターのつぶやきに「ホンズル係数が高くなって困る」というのを読んでウケた。エンゲル係数ならぬ、ホンズル係数。被害者多数。声高に叫んでも、すぐに加害者に鞍替えする御仁もいるし。ワタシなんか、とっくの昔に本代のほうが高い。今年の流行語大賞に選ばれないかしら?

そして朝会は続く。

1周目が終わったところで、学生諸君の持ってきた本を紹介してもらった。
まずは、この日いくつも就活の面接が待ち受ける一色麻衣。集中して読む時間が取れないが、読書が心のよりどころだとか。

料理の旅人料理の旅人
(2012/03/10)
木村 俊介

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このあと、みんなの「がんばれよー」の声を聞いて出陣した。

続いて、変な生き物大好きな井上卓磨。今日はイキモノネタではないけど。

アルジェリア戦争 ─ フランスの植民地支配と民族の解放 (文庫クセジュ966)アルジェリア戦争 ─ フランスの植民地支配と民族の解放 (文庫クセジュ966)
(2012/02/16)
ギー ペルヴィエ

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このあたりの世界事情はまったくわからない。

HONZに入ってから、いろいろな世界に興味を持ち始めた刀根明日香

探求――エネルギーの世紀 上・下2冊セット探求――エネルギーの世紀 上・下2冊セット
(2012/04/10)
ダニエル・ヤーギン

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上下刊で4830円。大学生には痛いだろうに、というと社会人でも痛いとの声。

ではメンバーが持ってきたその他の本をザザザっとご紹介。

成毛眞

西の果てまで、シベリア鉄道で - ユーラシア大陸横断旅行記西の果てまで、シベリア鉄道で - ユーラシア大陸横断旅行記
(2012/03/23)
大崎 善生

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唯一果たせなかった旅行だったとか。


サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件
(2012/03/29)
山口 義正

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抜群に面白いそうな。

鈴木葉月

〈銀の匙〉の国語授業 (岩波ジュニア新書)〈銀の匙〉の国語授業 (岩波ジュニア新書)
(2012/03/23)
橋本 武

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ドル・円・ユーロの正体―市場心理と通貨の興亡 (NHKブックス No.1189)ドル・円・ユーロの正体―市場心理と通貨の興亡 (NHKブックス No.1189)
(2012/03/27)
坂田 豊光

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ここまでは、まあ普通なんですけど…


[図解]スマートフォンのしくみ (PHPサイエンス・ワールド新書)[図解]スマートフォンのしくみ (PHPサイエンス・ワールド新書)
(2012/03/17)
井上 伸雄

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「まだ持ってないからまずは本で知識を」という。


妊活バイブル 晩婚・少子化時代に生きる女のライフプランニング (講談社プラスアルファ新書)妊活バイブル 晩婚・少子化時代に生きる女のライフプランニング (講談社プラスアルファ新書)
(2012/03/20)
齊藤 英和、白河 桃子 他

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本当のモテ期は40歳から (メディアファクトリー新書)本当のモテ期は40歳から (メディアファクトリー新書)
(2012/02/29)
青木一郎

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1周目で紹介したのは『月経のはなし』
何度も言うようだが、鈴木は独身である。
本で予習もいいけど、その前に結婚というか誰かとお付き合いするのが先だろう、と全員に突っ込まれる。

最後に

ウルトラライトハイキングギアウルトラライトハイキングギア
(2012/03/09)
寺澤 英明

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いや、ハイキングなんて行かないんですけどね、で全員ずっこける。
いったい彼はどこへ向かっているんだろう?

東えりか

日本の名家・名門人脈日本の名家・名門人脈
(2012/02/25)
「歴史読本」編集部

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結局、モノをいうのは血筋なのね〜という話。


不登校児 再生の島不登校児 再生の島
(2012/04)
奥野 修司

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沖縄・久高島の留学センターの記録


それでも、読書をやめない理由それでも、読書をやめない理由
(2012/02)
デヴィッド・L. ユーリン

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を、本を読んで考えるのがワタシたち(笑)

高村和久

脳はすすんでだまされたがる  マジックが解き明かす錯覚の不思議脳はすすんでだまされたがる マジックが解き明かす錯覚の不思議
(2012/03/28)
スティーヴン・L・マクニック、スサナ・マルティネス=コンデ 他

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錯覚や幻視、幻聴もHONZでは人気。


桜守三代 佐野藤右衛門口伝 (平凡社新書)桜守三代 佐野藤右衛門口伝 (平凡社新書)
(2012/03/17)
鈴木 嘉一

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「墓活」論「墓活」論
(2012/03/09)
赤瀬川 原平

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さすが赤瀬川さん、老人力の次は「墓活」?


黒澤明の遺言黒澤明の遺言
(2012/02/16)
都築 政昭

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ここでタイムアップ。慌しく高村は職場へ向かう。

土屋敦

調理場1年生からのミザンプラス講座: フランス料理の素材の下処理調理場1年生からのミザンプラス講座: フランス料理の素材の下処理
(2012/03/29)
ドミニク・コルビ

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フランス料理基本の包丁の使い方。欲しい、これ。


TooLs2012 REAL STUFF for FUTURE CLASSICS USERS GUIDE BOOK (HUZINE 2)TooLs2012 REAL STUFF for FUTURE CLASSICS USERS GUIDE BOOK (HUZINE 2)
(2012/03/16)
HUgE編集部

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お道具大好き土屋、さすがの選書。

麻木久仁子

日本人が知らない漢方の力(祥伝社新書264)日本人が知らない漢方の力(祥伝社新書264)
(2012/02/02)
渡辺 賢治

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漢方は中国のものじゃない、と力説している本らしい。

井上卓磨

Uボート入門―ドイツ潜水艦徹底研究 (光人社NF文庫)Uボート入門―ドイツ潜水艦徹底研究 (光人社NF文庫)
(2012/03)
広田 厚司

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日本の税金 新版 (岩波新書)日本の税金 新版 (岩波新書)
(2012/03/23)
三木 義一

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なんと本日のゲストの編集者が担当した本。うれしそうな顔。

新井文月

日本陸軍の火砲 機関砲 要塞砲 続―日本の陸戦兵器徹底研究 (光人社NF文庫)日本陸軍の火砲 機関砲 要塞砲 続―日本の陸戦兵器徹底研究 (光人社NF文庫)
(2012/03/31)
佐山 二郎

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井上の『Uボート入門』もそうだが、この手の本が面白くて…という新井に「戻って来れなくなるぞ」と成毛が脅す。光人社出版、私も一時嵌りました。


中世騎士物語 (新紀元文庫)中世騎士物語 (新紀元文庫)
(2012/02/29)
須田 武郎

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内藤順

山をはしる―1200日間山伏の旅山をはしる―1200日間山伏の旅
(2012/03/29)
井賀孝

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これは注目している人が多く、誰かがレビューを書くと思う。


鯨塚からみえてくる日本人の心〈2〉鯨の記憶をたどって西海域へ鯨塚からみえてくる日本人の心〈2〉鯨の記憶をたどって西海域へ
(2012/03)
細川 隆雄

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山本尚毅

インサイド・アップルインサイド・アップル
(2012/03/23)
アダム・ラシンスキー

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話題の1冊。読んでいる途中らしいが、相当面白いと入れ込んでいた。

村上浩

なぜ地球だけに陸と海があるのか――地球進化の謎に迫る (岩波科学ライブラリー)なぜ地球だけに陸と海があるのか――地球進化の謎に迫る (岩波科学ライブラリー)
(2012/03/16)
巽 好幸

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「未来マシン」はどこまで実現したか?−エアカー・超々音速機・腕時計型通信機・自動調理器・ロボット−「未来マシン」はどこまで実現したか?−エアカー・超々音速機・腕時計型通信機・自動調理器・ロボット−
(2012/03/24)
石川 憲二

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普通の人が想像していた未来と実際は大きく違っているよね。

仲野徹

図説 真言密教がわかる!空海と高野山 (青春新書インテリジェンス)図説 真言密教がわかる!空海と高野山 (青春新書インテリジェンス)
(2012/03/02)
中村 本然

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関東に住んでいるとあまり感じないが、関西では高野山はとても身近らしい。


森鴎外の『うた日記』森鴎外の『うた日記』
(2012/01)
岡井 隆

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あからさまな体験記『わが告白』が話題となった著者の新刊。

久保洋介

ケーキの歴史物語 (お菓子の図書館)ケーキの歴史物語 (お菓子の図書館)
(2012/03/19)
ニコラ ハンブル

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ケーキとパンの違いって何?と麻木が尋ねると「あんまり違わないみたいっす」って本当か?

ゲストのライター、森おうじさんも一冊紹介してくださった。

表参道のヤッコさん (河出文庫)表参道のヤッコさん (河出文庫)
(2012/03/03)
高橋 靖子

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祝・文庫化!
成毛は昔、表参道に事務所を構えていたそうだ。今でも「伝説の」という人がたくさん犇いている場所。最近、なんか復権してきている空気を感じる。

最後の最後、ワタシが現物を書店でみて、あまりの素晴らしさにしばし見惚れたのだけど買えなかった本。


和印―北原照久秘蔵のコレクション和印―北原照久秘蔵のコレクション
(2012/01/27)
北原 照久

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というわけで今回の定例朝会は終了。
次回はゴールデンウィークに重なってしまうので9日に変更しました。
楽しみにしてくださっているみなさん、ホンズル係数に気をつけながら読書に勤しみましょう。
  

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